兵庫県北淡町制50周年記念だんじり祭


時間がなかったので一気に彫刻等を見て回りました。すべて見終わるとすぐに太鼓台の練りこみが始まりました。

育波濱のだんじりです。さっきの浅野南の右隣にあって、開さんの彫刻に見とれて、振り返ると見慣れた形の太鼓台がありました。貝塚型です。泉州貝塚の布団太鼓がこんなとこにあるとは驚きでした。同時に鳥肌が立ちました(笑)

虹梁等にも細かい彫刻があります。彫師は和泉彫の名匠、高松彦四郎です。

狭間「仁田四郎猪退治」。内部から「高松彦四郎」の墨書が発見されたそうです。

同じく育波濱のだんじりです。貝塚型に金綱・昼提灯。結構似合うもんですね♪きれいです。

勾欄合です。地元の人の話では「堺から買ってきた」との話ですが、間違いなく貝塚のものだと思います。恐らく地元の人が間違えているのか貝塚→堺→淡路というように渡ったのかもしれません。

最後の1台、育波里のだんじりです。さっきの浅野南・育波濱の太鼓台だけでカナリ満足して「もうこれだけできた価値あったわ」と思ってたのですが、さらに驚くべき太鼓台がありました。淡路島で一般に見られる「淡路型」でも「貝塚型」でもありません。新種とでも言うべきでしょうか。

勾欄を見てびっくり!!なんと跳勾欄!さらにソレが3つ連なっていました。「三重跳勾欄」とでも呼べそうです(笑)

狭間です。形がめずらしいばかりではなく、彫刻もすごいものでした。神話だと思うのですが・・虹梁もすばらしいです。黒檀なのにこれだけ彫れるって一体・・・和泉、または播州の彫師さんでしょうか・・

木鼻です。黒檀と欅を上手く組み合わせています。素晴らしい!!

土呂幕です。ものすごい重たそうな太鼓台です。

縁葛です。何なんでしょうか。

彫刻だけでなく。幕もすごいものでした。「豪華絢爛」の言葉が似合う太鼓台です。

さて、ついに練りこみが始まります。2台ずつ出てきて練りこみを披露します。斗ノ内浜と舟木のだんじりです。

それほど担ぐのは期待していなかった(失礼)のですが、かなり元気良く担いでいました。しばしば太鼓台を差す光景も見られました。

摂河泉の布団太鼓のように一気に差すのではなく、ゆっくりと、序所に上に上がっていきます。落ちそうになっても無理やり差すところがすごい!!

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