兵庫県北淡町制50周年記念だんじり祭


3月20日、尼崎でだんじりを途中まで見た後、すぐに明石海峡をわたり、淡路島へ向かいました。会場の阪神大震災記念公園の特設会場には北淡町各地から8台のだんじりが集まり、練りこみを披露しました。淡路では「だんじり」を「壇尻」と書き、主に大阪で言う布団太鼓を差します。

情報を教えてくださった北淡町役場さんありがとうございました!

震災記念公園の特設会場に集まっただんじりです。今年は北淡町50周年でもありますが、震災からちょうど10周年でもあります。北淡町は震災の傷跡は完全になくなっていたものの、昨年の台風26号の被害が多少見受けられました。

まずは各だんじりの彫刻などを紹介したいと思います。舟木のだんじりの狭間です。「天岩戸開き」です。彫師は不詳らしいですが、いい彫りをしています。

同じく舟木だんじりの狭間「素戔嗚尊大蛇退治」です。斜めなのはだんじりが傾いてるからです。人物の顔にかなり特徴があります。

斗ノ内里のだんじりの昼提灯です。武者が刺繍されていました。淡路の太鼓台の提灯はいつ見てもキレイですねぇ。源平合戦だそうです。

同じく斗ノ内里の狭間彫刻です。和泉彫の名匠である平間勝利の作品だそうです。大阪でも数多くの作品を刻まれています。

豊島東ノ町の狭間彫刻「新田義貞太刀流し」。生穂の松田正幸師の作品だそうです。松田さんが淡路島で太鼓台を刻んでいたのは驚きでした。

おなじく豊島東ノ町の狭間彫刻「秀吉本陣佐久間の乱入」。やはり松田さんの作品のようです。淡路島の彫師さん達が彫る馬は躍動感がありますね。

斗ノ内浜だんじりの狭間です。「仁田四郎猪退治」彫師は不詳だそうです。

野島浜の飾り幕です。何なんでしょうか。野島浜の野島は阪神大震災の原因である「野島断層」の野島です。

同じく野島浜の狭間です。よく彫れています。

同じく木鼻です。どこかでみたことのある顔なのですが思い出せません(-_-;)

浅野南のだんじりの狭間「頼朝 鶴ヶ丘八幡宮戦勝祈願」。淡路彫の名匠、開正藤師の作品です。

同じく浅野南の狭間です。上品な彫刻ですねぇ♪「すばらしい」の一言です。このだんじりにめぐり合えたのがうれしかったくらいです(笑)

開さんの銘です。淡路島・摂河泉にも名作を残しているのはやはりすごいことかと思います。

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