いわねえさん主催泉南市樽井やぐら見学会


6月13日昼から南海電車に揺られて泉南市樽井に行ってきました。やぐらは以前田尻町の吉見と阪南市の尾崎で見たことが会ったのですが、それとは形が違い、だんじりでいうところの大阪型と北河内型の違いのようなものでした。

では樽井の各町のやぐらをご覧ください。見学した順番にならんでます♪このHP始まって以来の4ページです(笑)

獅子講のやぐらです。いい雰囲気のやぐら部屋でした。まず最初にやぐらの大きさにびっくり!!だんじりで言う北河内型くらいの大きさでした。元治元年新調(ようするに江戸時代)で新調当時の彫師は藤原政光こと<彫又>の名匠西岡弥三郎です。

獅子噛のアップです。初めてみた顔です。いま注目の白井秀紀師の作品だそうです。

懸魚です。これは新調時の彫物と思われ、裏に「藤原政光」と銘が刻んであります。

正面の腰周り(?)です。ほとんどが新しい彫物に変わっていました。平成14年に新調にちかい大改修を行ったそうです。

項梁の「牡丹に唐獅子」です。

大きなコマです。みなさんご存知とおもいますが、やぐらはコマが2つのみです。軸は鉄製でした。

脇障子左三国志から「関羽雲長」です。西岡弥三郎作

同じく脇障子右三国志から「張飛翼徳」。西岡弥三郎作

やぐらでは屋根の下の板(だんじりでいう三枚板のようなところ)を「幕板」と呼ぶそうです。写真は小屋根右幕板「天岩戸開き」これは修理時の彫物です。

項梁です。これも新調当時の彫物ではありません。

大屋根幕板「竹林の七賢人」だそうです。どういう図柄でしょうか。これは新調当時の彫物と思われます。

人物のアップです。

大屋根後ろの幕板「竹に虎」です。マニアックなだん吉たちが我先にと写真を撮っていました。西岡弥三郎の名作です。彫ったことがないのでわかりませんが、聞いた話では虎は彫るのが難しいそうです。ちなみに「牡丹に唐獅子」「竹に虎」はセットで登場することが多いです。

やぐらの内部です。だんじりとは違う特殊な構造でした。

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