大東市北條北之町搬出


 大東市、北條北之町のだんじりが修理のため大下工務店に搬出されるとの情報をいただき、行ってまいりました。北條北之町のだんじりは北河内型の大きなだんじりで彫物もその大きさを支えるため大きく、分厚い迫力のあるものです。

四条畷神社の近くで、国道沿いに小屋がありました。

やはりこの地域(旧讃良郡南野村付近)に見られる大きなだんじりです。北河内型の中でも交野型と区別して讃良型・南野型とも呼ばれます。

屋根周りです。このド迫力の龍がええですねぇ!!

正面から。うねる体!!鋭い爪!!渋いなぁ!

木鼻等です

そうそう・・上地車のこのヘンすきなんやしなぁ(^^)

枡合などです。

小屋根枡合いです。獅子の大きさもかなり大きいです。

シンプルな作りだからこそシブイです。個人的にこの雰囲気好きですね。

後の車板です。北河内ではこの車板のことを「見送り」と呼びます。

脇障子です。

昔ながらの土壁の小屋で、地面は掘ってありました。

解体開始。大きな屋根が持ち上がったとき、少しざわざわとどよめきが・・

このあたりのだんじりは特に走ることもなく、曳行時間も短いので、100年以上曳いても保存状態はこのとおりです。修理なしで100年なんて当たり前なのでしょうか。自分ら泉州人には考えられないとおもいます^_^;

外された彫物です。高いところにある彫物はしたから見上げることを想定してこのように角度をつけて彫られています。

屋根を外し、トラックに積み込みます。そしてトラックは泉州へ・・・

そうそう・・よくだんじりの彫物で鷲に猿がつかまれている図柄がありますが、このだんじりでは猿がつまれる前に謝っている珍しい図柄があります。しゃれてますね(^^)

いやぁ・・・ホントにえぇもんみれました!!車に乗せてくれたI町青年団S君ホンマありがとー!!