寝屋川市国松神社祭礼


 10月15日、前日に某だんじり愛好家さんより情報を頂き行ってまいりました!当初早朝に起きて陶荒田神社の宮入を見に行く予定だったのですが、痛恨の寝坊!!結局寝屋川市に着いたのは2時半ごろ・・・だんじりは後片付けの最中でしたが、ギリギリでその味わい深いだんじりを見学することができました。

こちら国松のだんじりは2年に一度にしか出ず、祭礼日が自分達の祭と重なってしまうため一生見れなかったかもしれないだんじりだっただけに情報を頂いた方に心から感謝しておりますm(__)m

 

 だんじりの写真を撮るうちに公民館にお邪魔させていただき貴重な話を聞かせていただきました。

国松の古くからの老人の話では大正期に守口市金田より購入したとのこと、金田で新調したのかそれ以前に買われてきただんじりなのかは不明。どちらにしても江戸末期〜明治初期の貴重な一台です。

 昭和30年代に事故により20年ほど曳行を休止されていたそうですが、復活の時幕が虫に食われていたりだんじりが痛んでいたためすこし修復が行われたようです。

それ以前は祭が盛んで外環あたりの隣村まで曳いていったよく喧嘩になったのだとか・・・

国松神社に到着!すでに小屋でコマを外す作業を行っていました。太鼓や飾りなどの取り外しはすでにしてしまったとのこと・・・

こちらが国松のだんじり。古いタイプの堺型のようです。

コマを外します。小さなコマで年季がはいっていました。

屋根周りです。この屋根周りめっちゃ渋いですわ!!

文章ではなかなか書き表せない雰囲気というか彫りというか・・いいです!

内部の様子です。これだけみても綺麗ですね。形が綺麗です。

折りたたみの小屋根です。

腰周りは特徴的でした。下勾欄ではありません。

越しまわりにいくつも彫られていた獅子です。えぇですね〜

同じく十二支です。結構いろんなものが彫られていて見ごたえありました。

擦り出し鼻等です。

三枚板左、七福神でしょうか。いままで見たことのない雰囲気がしました。

三枚板後ろです。土呂幕まで一体の大きなものでした。

アップです。全体的に上品なだんじりです。

同じく右です。

内部にあった「彫工所 堺  車(東?)島之町 西岡京八(?)」墨書きです。この彫刻師はこのだんじりでのみ銘が確認されていて不詳の彫師です。自分は確認できませんでしたが同じく彫又一門の西岡又兵衛の銘もあるらしいです。恐らく同年代に活躍していた彫刻師でしょう。

改めて姿見を・・コマが外され、ブロックの上におかれました。

なんかよさげだったんで(笑)

国松の方々には本当にお世話になりました!!またいつか機会があればお邪魔したいです。そのときまでどうにか祭を続けていってほしいですね。