阪南市箱作駅周辺秋祭(やぐら)


3台のやぐらが集合した後、箱作東の菅原神社に宮入しました。

普通阪南のやぐらというと波太神社の石段上りを想像するとおもいますが、箱作東の村社への宮入です。この地域では3年ごとに箱作西・東・貝掛の神社を当番で宮入するそうです。今年は箱作東の神社へ宮入します。こんどこの神社に宮入するのは3年後です。

菅原神社の前に集まった貝掛・箱作西・東のやぐらです。

箱作東のやぐらから順に宮入していきます。

箱作が宮入した後、貝掛、箱作西のやぐらが音頭をとっていました。

続いて貝掛の宮入です。纏を先頭に宮入してきます。

やっぱり祭のときはみんなたのしそうですね。

ゆっくりと宮入してきます。

境内にて、本殿に向かう貝掛のやぐらです。箱作西の宮入は時間の都合でみれませんでした。

境内にて箱作東のやぐらです。

やぐらはだんじりとちがい、屋根下の組み物が独特です。びっしりと並んでいます。古い樽井なんかのやぐらとは組み方が違います。

豪華な幕です。「竹に虎」

縁葛には「忠臣蔵」が彫られていました。下が大石内蔵助が吉良亭討ち入り時に陣太鼓を叩く場面、上が吉良上野介を米蔵からひっぱりだした場面です。

一方反対側には「刃傷松の廊下」や「浅野内匠頭切腹」の場面が彫られていました。

貝掛の幕板彫刻です。おそらく「加藤虎之助清正の虎退治」でしょう。他の彫物はすべてあたらしい彫刻でしたがこの「虎」だけは明治期の堺「彫又」一門の作品のようでした。違っていても「小松」・「相野」等の明治時代の一門の彫物でしょう。なぜこの彫物だけかはなぞです。

とにかくいいものをいっぱい見させていただきました。特に「伊勢音頭」「ノーエ節」は大きな収穫でした♪これで泉州の祭は岬町の淡輪のやぐらを残しすべて終了しました!泉州地域のみなさん本当にお疲れ様でした。