並松町枡組みの組み立て実演


1月25日に岸和田だんじり会館へ大下工務店による並松町枡組みの組み立て実演を見に行きました。今回平成13年度に交換した並松町の修理前の枡組みを寄贈し、その枡組みの組み立てだった用です。枡組みは明治時代に名匠櫻井義国によって彫られ、そして組まれたもので、枡合いの彫り物も見ることができました。作業は少し組んで、休憩の繰り返しで行われ、その休憩の時間に、2階の旧五軒屋町・紙屋町先代・沼町先代の3台の地車をみることができました。ではめったに見ることのできない。枡組みの組み立てをご覧ください。

組み立て前の枡組みです。枡組みを解体するのはみたことがありますが、組み立てを見るのは初めてです。

こちらも組みたて前です。ここから枡を組んでいきます。

大屋根の正面の枡合いだと思います。「八又の大蛇退治」でしょうか?

枡合い右?「弁慶・牛若丸五条大橋の出会い」

この枡合いは後です。

枡合い左。

組み立て前の内部の様子です。

スミダスです。本当はこんなに黒くないのですが光の具合いでこうなりました(^0^;)

大工の七つ道具です。七つ以上ありますが・・(笑)

まず1段目を組んで、ほぞを打ちます。

このあと、とびだした部分をのこぎりで切り取りました。

2段目はまず。部品を差し込んで・・・・

その上に2段目を組みます。

同じようにして、3段目もくんでいきます。

だいぶ組みあがって来ました。

旧五軒屋町の地車と紙屋町先代の地車です。2台とも江戸時代の貴重な地車です。

去年新調した、沼町の先代地車です。この地車も明治の作でいい地車です。この3台はいつか、詳しくUPしようと思います。