淡路彫刻のふるさと(淡路市生穂等)


4月29日、各地の祭礼見物の間にあの某彫刻師が手がけた彫刻や、念願だった淡路彫刻のふるさとである淡路市の生穂へ行ってきました。

伊弉諾神宮です。ちょっとよってきました♪国生み神話のあのイザナギを祭っています。国生み神話で淡路島は日本で最初に生まれた島といわれています。

ある場所から見た風景

某お寺にやってきました。

立派な龍の彫刻です。

裏側には開生眠師の銘がありました。生眠師は開生藤師の息子さんで、親子で活躍されておられました。地元津名町の市会議員も勤めておられたそうです。

木鼻です。

所変わって淡路市賀茂神社です。

本殿の様子です。震災によって被害をうけたらしく雰囲気が新しかったです。

絵馬殿です。中には神輿もあります。

松田正幸師の奉納額がありました。昭和55年というと松田氏晩年の作品です。

「生穂住人 松田正幸作」

ほかにもさまざまな絵馬や写真が飾られていました。

祭礼絵馬です。往古の生穂祭礼の様子が描かれています。

曳きだんじりもありました。なんと大屋根が前です。洲本の曳きだんじりとは逆ですね。

もちろん布団だんじりもあります。しかし布団は3団で色は紅白でした。大阪府の八尾などでみられる形式です。やはり淡路の太鼓台とつながりがあるのでしょうか。

こちらはなんでしょうか。

汽車らしいものも。しかし線路がありません。汽車ということは明治期の祭礼の様子でしょうか。

生穂山間部からみた町の様子です。この町で開親子や松田師、木下舜次郎師、筒井和夫師などの多くの彫刻師が生まれました。まさにこの町のこの人たちがいなければ現在の泉州の彫師さんは輩出されなかったでしょう。

生穂の町の様子です。もっと聞き込み等の調査をしたかったのですが、あいにくこの日は祝日で時間もなかったので大阪へ帰りました。

この町から数々の彫刻師が輩出されたと思うと感慨深い気持ちになりました。またいつか、来て見たいと思いました。