八尾市郡川の地車
郡川のだんじりはだんじり大工の名門住吉「大佐」十二代目の作品で、「大佐の名だんじり」と名高いだんじりです。彫刻は小松一門の名工である九代目小松源助(岡村平次郎)や赤金由松が手がけています。
郡川はめずらしくだんじりと布団太鼓の両方を所有していておもに大人は布団太鼓、子供はだんじりなのだそうです。
屋根周りです。特徴的な獅子噛と豪華な彫刻です。
車板ではおおきな竜がいました。上品で迫力のある彫り物とでもいいましょうか・・・
三枚板向かって右側です。「後醍醐天皇」右上には「細工人 東成郡住吉村 大佐」の銘板があります。
三枚板後「楠公子別れ櫻井の駅」
三枚板向かって左「児島高徳、桜の木に歌を詠む」。小松源助の名作として名高いです。
土呂幕です。この部分は個人の推測では赤金由松作か?
小屋根周りです。
懸魚です。鷲の顔に特徴があります。
小屋根虹梁「牡丹に唐獅子」
縁葛です。
脇障子
大屋根虹梁「素戔嗚尊大蛇退治」。細かいところなのに躍動感があります。すごい!